台湾では2007年に卵子、精子提供に関する法律、人工生殖法が制定されました。国の責任の元で生殖補助医療を管理・運営しているため、諸外国に比べても安全性が群を抜いて高く、安心して卵子提供、精子提供を受けることができます。
台湾の卵子提供ドナー制度の最大の特徴は、ドナーが自分の子供以外には1組に対してのみ卵子を提供することが制限されている点です。この制度は国によって管理されており、商業利用を防ぐために安全な仕組みが整っています。但し、台湾では卵子提供ドナーの個人情報保護のため、ドナー本人の詳細な情報を公表することはできません。卵子提供を受ける際には、ドナーの人種、肌の色、血液型などの情報のみが確認でき、クリニックがレシピエントのご希望を伺った上でドナーを決定します。
台湾の医療機関は高度な技術と設備を備えており、特に肝移植や生殖医療では世界トップクラスの技術を持っています。その上、医療費は欧米諸国に比べて安価であるため、費用対効果の高い医療サービスを求めて海外からの患者数も年々増加しております。
台湾では、卵子提供ドナー制度など国をあげて高度生殖医療に積極的に取り組むだけでなく、生殖医療技術においても、クリニックと大学、製薬会社などが共同研究することで技術力の向上、そして実績を積み重ねてきました。卵子凍結保存技術では世界でも群を抜き、また生殖補助医療では妊娠率が37.7%を上回り、出生率が27.7%を誇ります。
治療内容としては、体外受精、顕微授精、卵子凍結、卵子提供、PGT-A、PGT-Mなどはもちろん、体外受精技術の第四世代と呼ばれるマイクロ流体技術、PRP PULS、MIT、精子の治療法であるIMSIやPICSI、Micronなどの最先端の治療技術を行うことが可能です。
愛群医療センターは、みなさまに安心して治療を受けていただけるよう、わかりやすい費用体系に努めており、費用は愛群医療センターにお支払いいただきます。
ご来院までのメールやお電話でのカウンセリング、台湾へ渡航される際のサポートから台湾での診察・治療・検査・手術など、全ての過程に日本人スタッフが付き添いますが、日本語通訳の費用を別途いただくことはございません。
A: ターナー症候群や早期卵巣、感染症や手術、化学治療などによって卵巣機能が低下または喪失してしまった方、血友病などの染色体起因の病気をお持ちの方のほか、高齢により卵巣機能が低下しご自身の卵子による体外受精が難しくなってしまった方なども卵子提供により妊娠されています。 日本では高齢による卵巣機能の低下という理由では卵子提供を受けるのが難しいため、多くの高齢出産を希望する日本人患者様が当院で治療をお受けになっていらっしゃいます。日本からの患者様はほとんどが高齢出産を目指す方です。
A: 台湾の国民健康署(日本の厚生労働省にあたります)は卵子ドナーの健康診断を義務づけています。遺伝性の疾患のほか、家族に精神疾患などがある方もドナーになれません。B型肝炎、C型肝炎、梅毒、淋病、エイズなどの感染症のある方も提供できません。また、当院では事前にドナー希望者のAMHを検査し、最適なドナーをご紹介しております。卵子ドナーの採卵周期には飲食、睡眠などの生活指導をし、より質のよい卵子を採卵できるよう努めております。台湾女性の喫煙率は非常に低いです。原則喫煙習慣のないドナーをご紹介いたします。
A:台湾の人工生殖法第13条により、卵子ドナーは匿名で秘密とされています。個人を特定できない範囲で血液型や身長、体重、学歴などをお教えすることはできますが、患者様自身で卵子ドナーを選ぶことはできません。また、ご夫婦のお友達などをドナーとして指定することもできません。台湾人ドナーは日本人と区別がつかないほど肌色も髪色も顔立ちも似ていますが、ご希望の場合は日本人ドナーの紹介もしております(その場合もドナーは匿名です)。当院ではご夫婦に最適なドナーをご紹介させていただいておりますので、ご安心ください。
A: 理論的にはあり得ますが、確率はとても低いです。国民健康署(日本の厚生労働省)はこのような場合に備えて、「人工生殖による子女の親類関係調査」を提供しています。これにより、お子さまが成人した後でも結婚相手と近親関係にあるかどうかを調べることができます。(卵子ドナー個人に関する資料を閲覧することはできません。)
A:卵子の質は母体の年齢と関係します。通常、若い女性の卵子は質がよく、当院での卵子提供による臨床統計では妊娠率60~70%です。
A:費用の面でも安心して治療を受けていただくために、当院では明瞭なパッケージでのご料金案内をしております。 PGT-A検査などのご希望の検査によりご料金が異なってまいりますので、詳しくは当院までお気軽にお問い合わせください。